びーどろとはガラス器のこと。その歴史は幕末にさかのぼり、大砲製造のためつくられた「精練方」(せいれんがた)において、化学薬品の容器製造の研究のためガラス器製造を手がけたのがはじまりです。長崎ビードロとは異なり、オランダ、ポルトガルの文献から独自に学びとった技術が活かされています。肥前びーどろは、型を用いず息の吹き込みだけで成形するジャッパン吹きという技法で作られます。まず、1300度の高温の窯から、溶けたガラス生地をガラス製の「吹き棹」(長い筒)に巻き取ります。この時、生地は水飴のような状態ですが、外気に触れるとあっという間に固まってしまいます。固まらないうちに、筒の先からすばやく息を吹き込むのが職人の腕の見せ所。筒をゆっくり回転させながら、魔法のようにガラスを整えていきます。現在、このジャッパン吹きの光景は佐賀市では副島硝子(そえじまがらす)工業でしか見ることができません。予約をすればガラス作りの見学(無料)もできます。」肥前びーどろは、昔から佐賀ガラスの名で実用品として親しまれていましたが、今では昔ながらの日用ガラス器の他、コバルトブルー、ルビーなどの色づかいのワイングラス、民芸調のコップ類、水差し、つる首花瓶、ビアグラスなどの商品が贈答品やお土産として人気が高いようです。光のあたり具合によって微妙に変わる色の美しさをぜひお楽しみください。
| 施設名 | 肥前びーどろ |
| 住所 |
佐賀県佐賀市道祖元町106 →地図 |
| 営業時間 | 9:00~18:00(工業見学は17:00まで) |
| 休日 | 第2・4土曜日、日祝祭日 |
| 料金 | ガラス作り見学:無料(要予約) |
| 駐車場 | あり |
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